富士市中央町で「性能向上リノベーション」工事をしています。1
こんにちはアスカ工務店遠藤です。
当社では今、富士市中央町で「性能向上リノベーション」工事をしています。
梁など骨組み部分だけ残して解体
性能向上リノベーション工事とは、新築とは違い、中古住宅を家の一番下部分の
基礎部分と木部の柱や桁、梁など骨組み部分だけ残して解体し、解体後
家の性能である耐震性能、断熱性能、気密性能を新築並み、それ以上に上げる
工事時をしていく事です。
一般的に中古住宅は建てた時期、工事の内容、使われた材料により、現状は大きく
変わっていきます。
例えば、家の耐震基準を大きく分けると、1986年昭和56年以前に建てられた家は
旧耐震、それ以降は新耐震となります。
ただ、日本は地震の多い地域です。
最近でも石川県で震度6強の地震があり大きな被害を出しました。
最近のニュースでは日本のあちこちで震度3クラスの地震の報道があります。
日本の地盤は太平洋海洋プレートにの沈み込みの位置にあり、この部分は
常に2つの大型プレートがぶつかり合い、太平洋側からのプレートが、大陸側に
沈み込んでいるということです。
沈み込むということは太平洋からのプレートはその圧縮から逃れようと弾かれるように
元に戻ろうとします。その弾きが、地震になります。
日本列島は常にそのプレートが弾かれる周期により、大きな規模になって大地震が発生します。
地震の話がながくなりましたが、家は旧耐震と新耐震に大きく分かれると書きましたが
新耐震だからといって油断はできません。
1986年以降も大きな地震が続いています。
阪神淡路大震災 ネットより
東日本大震災 (現地にて撮影)
ぱっと思い出すだけでも1985年の阪神淡路大震災マグニチュード7.3。2003年十勝沖地震
マグニチュード8.0。2004年新潟県中越地震マグニチュード6.8。2011年東日本大震災マグニチュード9.0。
最近では2016年熊本地震マグニチュード6.1など(ネット情報による)
決して侮れませんし、1986年以降新耐震基準の家でも過去の地震でも大きな被害が出ています。
耐力壁のバランス
柱頭柱脚の金物補強
その後2000年になり耐震性を上げるために、耐力壁の配置バランスや量、柱の上や下、柱頭柱脚と
言いますが、その部分の金物補強の仕方が決まってきて家の耐震性能が向上しました。
2000年基準といいます。
熊本地震 ネットより
被害がなかった家 隣の家が地震で大破
その結果が立証された地震が2016年の熊本地震です。
2000年基準の家、特に耐震等級3の家はほとんど被害が出ませんでした。
2000年6月以降の家では倒壊、崩壊は全体の7%ほどしかなかった。
中古住宅の耐震性は、その建てられた時期により大きく違います。
「性能向上リノベーション」ではその欠点と言いますか、弱い部分を
家の骨組みまでを解体して直していく工事です。
話が長くなりました。
次回、この続きを書きます。