リノベーション工事について一般ユーザー様がある質問を 書いていらっしゃいました。
こんにちはアスカ工務店遠藤です。
当社では今、富士市中央町で「性能向上リノベーション」工事をしています。
先日ですが、ある住宅雑誌を読んでいたら下記のような質問を一般ユーザー様が
書いていらっしゃいました。
Q.質問
築30年ほどの実家をリノベーションするか、解体して新築を建てるか迷っています。
実家は外観の見た目や今の間取りが純和風の作りですが、その雰囲気も、間取りも変えたいと思っています。
また、大幅な間取りの変更をしたい場合、そもそもリノベーションが可能なのでしょうか?
もし解体して新築を建てるということになった場合、新築を建てるのとリノベーションするのとは費用も変わってくるのでしょうか?
残念ながらこのユーザー様のご自宅は、当社の施工エリアからはかなり離れてしまっているので
工事は出来ませんが。
ビフォー
アフター
ビフォー
アフター
参考になるかもしれませんが、以前、そのような工事をしました。
年齢が60台半ばのお施主様からのご要望は1979年完成、
築年数44年の実家をフルリフォームしたいという事です。
ただその際、奥様からのご要望で耐震工事と断熱工事は必須。
間取りは自分たちがこれから生活するにあたり
キッチンやお風呂、トイレ、洗面など設備器具は全て新規に交換。
使いやすく、バリアフリーにしたいという事でした。
当社からのご提案は耐震に関してはまずは現状の家の耐震診断をして必要な
耐震工事を実施。
断熱工事に関しては家を全て断熱するには外壁の剥がしなどかなりの費用が掛かるので
LDK、寝室、トイレ、洗面、移動する廊下などの場所を決めての部分断熱としました。
部分断熱と言っても外壁面だけでなく隣接の床や天井、壁などお部屋をすっぽり包むのでお部屋の温熱環境は
かなり快適になります。
間取りに関してはご希望に合わせて大幅に変更しました。
昭和の時代の家は、和室に趣をおきます。和室の8帖続き間などお正月などを除いて
普段あまり使わないのに家の広い面積を使います。
その為、この部分にこれから一番生活のメインになるLDKをもってきました。その為明るいLDKに。
しかも広く使え、収納面も充実しました。
そして各部屋の窓部分はその用途に合わせて交換しました。
LDKの窓は広い窓にしましたが防犯上も考えてシャッター付に。間取り替えになった寝室などは今まで居間だったので、
掃出しなどの窓は、これも防犯上を考え幅は1.8mですが、高さを30㎝程にした横滑り窓に交換しました。
その他の場所もその用途に合わせて交換しました。
費用的にはこの家の場合は2階に関しては、里帰りした子供たちが泊まる以外ほとんど使わないので耐震とトイレ交換、
洗面台設置と多少の内装以外はしませんでしたが、1階はフルリフォームして広さが30坪ぐらいで1500万、約
坪単価50万(税別)ぐらいでした。
新築ですと既存の解体工事などもあるので坪あたり概算でも今の建材費高騰の折80万以上にはなると思います。
このお施主様はこれからの老後資金や実家の家への愛着もありフルリフォームにしました。
ただ、この場合の大事なポイントは家の耐震と断熱です。
これからの老後の第3人生に向かい、生活の安心と快適性は大事ですね。