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2023.04.12

富士市宮下の家工事風景

こんにちはアスカ工務店遠藤です。

今回、ご依頼を受けた性能向上リノベーションの家は平成元年新築の家です。
そんなに古い家ではないですね。

奥様のご実家になり、今はご結婚されてマンションに住んでいらっしゃいますがこの度、現在この家にお住みになっていらっしゃるお父様と同居されるようです。

ただ同居といってもお父様は、同じ敷地内の以前は借家として使われていた離れに引っ越されるようなので、この本家には奥様ご家族だけお住みになられるようです。

まずは外観から

外観は今もありますが、昭和期、平成期にありがちな窯業系サイディングボード貼りにセメント系の屋根瓦。
建てられた当時は、きれいにブールー色で映えていたと思いますが、今はかなり色あせてしまっています。
セメント系瓦も色あせがあるかな。セメント系の瓦は粘土瓦と違い、長い年月により劣化しやすいです。

出来ている素材が、セメント系、セメントを捏ねたモルタルなので、表面の塗料が劣化して来ると瓦内に吸水しやすくなり、吸水して水分が入ると劣化してきますね。

でも今回の性能向上リノベーションでこのあたりは全て撤去し、外壁は新しく撥水性のある塗り壁に変更し屋根材は超高耐久ガルバリウムのアイジールーフに変えます。
耐久性も高く、見た目も美しいと思います。

内部に入りました。

まだ、引っ越し前の片付け途中に失礼しましたが、リビングから小上がり和室と当時のお父様のこだわりが感じられます。

まずはインスペクション(建物状況調査)を実施しました。
床下と天井裏に入らしていただきました。

まずは屋根裏ですね。
50mm程のグラスウール断熱材が敷き詰められています。雨漏り箇所はありませんでした。
今回の工事では、先程書いたように屋根材、防水紙は交換するので、問題ないと思います。

 

床下です。
断熱材が入っている場所と入っていない場所があります。
昭和期、平成期初期では和室など畳の部屋は断熱材を入れない傾向がありました。
畳自体が断熱材になるという理屈ですが、今では畳の部屋でもウレタン系の断熱材は充填します。

 

解体工事後です。
スケルトン状態と言って家を基礎と木の骨組みだけを残し、全て撤去します。

この方法だと耐震補強工事、断熱工事、劣化対策工事と新築のように一からできるので家の性能向上のためにはとても有利です。

床断熱工事。
今回はウレタン系の断熱材を床に入れていきます。

 

耐震性能を上げるための筋かい補強、金物補強になります。

既存住宅の場合、耐震上、あまり強くない家が多いです。
昭和期、平成期は、新築工事でも建築基準法上、耐震に対する強い決まりはなく壁量計算と言って、地震や台風の力に対して問題ないように耐力壁(たいりょくかべ)の仕様(厚み、材料、配置など)を設置する計算を2020年にやっと義務化されましたがまだ、構造計算もされていない家が多くあります。
(当社は新築工事は許容応力度計算に事づく構造計算は標準化してますが)

既存住宅では、まずは現状の耐震強度知るための耐震診断をし、必要な補強箇所に筋かいを設置し、より強度を上げるために筋かい補強をします。

外壁の下地材に「ハイパーEXボード」を貼りました。
このボードは耐震性、耐火性が高く湿気も通し易いので結露の発生も抑止されます。

これは当社で新築でも採用している外壁付加断熱フォルテボード(ビーズ法ポリスチレンフォーム)
外壁下地材です。
当社の場合、メインの壁内断熱材はセルロースファイバーですが、断熱効果をより上げる為に付加断熱としてその外側に外壁下地材としてのフォルテボードを貼っています。

 

 

 

当社の新築でも標準採用しているセルロースファイバー断熱材を充填している所とその作業中と充填し終わったところです。
セルロースファイバーは新聞紙のチップ材。断熱性能も高いですが、壁内部の調湿効果があり結露や結露原因
になる湿気対策にもなります。

遮音効果もあり、今回ご依頼のお施主様のお子様もピアノの練習を家でされるようなので、ご近所に気兼ねなく
練習が出来ますね。

セルロースファイバー充填前の天井内です。

 

充填前と充填後です。約、30cm程、充填します。
熱伝導率は0.038W/m・K 

木工事(大工工事)が終了したところです。

外張り断熱フォルテボードの上から左官屋さんが、外壁用漆喰材を塗っているところです。

 

外壁の左官工事が終わり、足場を取り完成です。
全体的に明るい感じに仕上がっています。

平成元年に新築された奥様ご実家が30年以上ぶりに新しく生まれ変わりました。
これからご家族が楽しく長い家族生活を送られると思います。

 

 

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