新建ハウジングを読んでいて、気になる記事が ありましたので、書こうと思います。
こんにちはアスカ工務店 遠藤です。
今日は、建築専門誌、新建ハウジングを読んでいて、気になる記事が
ありましたので、書こうと思います。
記事によると、令和6年に発生した能登半島地震の国土交通省のにおける建築物構造被害の
原因分析を行う委員会(委員長=中埜良昭・東京大学生産技術研究所教授)は12月12日、
第4回委員会を開き、最終とりまとめに向けて議論した。

「木造建築物の被害については、日本建築学会が石川県輪島市、珠洲市、穴水町で実施した
悉皆(しっかい)調査の結果から分析した。2000年以降に建築された住宅608棟のうち、
398棟(65.5%)は無被害だったが4棟が倒壊、8棟が大破。
軽微な被害なども含めると3割以上が被害を受けた。」新建ハウジングからの抜粋。
新建ハウジングで書いてあるように2000年以降に建築された住宅608棟のうち、65.5%が無被害
4棟が倒壊、8棟が大破、と書いてあります。
要は、耐震性能が進んだ、2000年基準では、被害がなくはないですが、倒壊、大破が少なかったと
言うことです。
やはり住宅の耐震性は、請け負っている工事会社によっても性能の上下は出ますし、建てられた
場所の地盤の強さによっても変わります。
もちろん当社もそうですが、現許容応力度計算による耐震等級3を標準にしていれば、被害は
少ないと思います。
自分も能登半島地震地震の後、現地の視察をしました。



能登半島地震、現地被害
現地では、ほんとに目を覆いたくなるような被害をたくさん視察しました。
特に、輪島付近は、火事の被害も合ったので、現地の住民の方たちには申し訳ないですが
多くの倒壊などの被害にあった家を視察しました。
そんな中で、気づいたのは、新建ハウジングにも書いてあったように比較的新し目の家
おそらく2000年基準の家は、外からの見た目では、何の被害もないように見えました。



能登半島地震で見た比較的新し目の家
やはり、家の耐震性能は、当たり前ですが重要。
ご家族の日常の安心、安全、幸せは、家の耐震性能にもよるのかなと、強く感じました。
ただ、新築では、当たり前になっている耐震性能も中古住宅の既存住宅の耐震化は、
まだ、進み方が遅いような気がします。
耐震化にかけられる補助金が、今は1981年までの旧耐震の家に限られています。
でも、最初に戻りますが、新建ハウジングの記事にもあるように1981年、昭和56年
以降の家でも能登半島地震で被害が出ているので、せめて2000年までの家でも
補助金が受けられればと思います。
当社も所属している木耐協(日本木造住宅耐震補強事業者協同組合)の通知で見ましたが
今では、少しづつですが、地方の公共団体でも2000年までの新耐震の家でも
補助金を出しているそうです。
いずれにせよ、家の耐震化は重要ですね。
当社も少しづつアピールしていこうと思います。