
こんにちはアスカ工務店 遠藤です。
先日ですが、当社で家を建てていただいたオーナー様より、ご実家の空家の
処分を頼まれました。
まずは家の現地調査ですね。自分だけで現地に向かいました。
この家が建っているのは、静岡市清水区、桜ヶ丘病院まで歩いていける地域。
立地的にはとてもいい場所です。
梅陰寺というお寺の近くで、古い町並みも感じますが、新しい家も多く、
小さいながらも分譲地もあり、これから家を建てて若い世代が増えていくのかなと
思いました。
ただ、現地について空家を見せていただいて、思ったのはかなりの年数が経っている
感じでした。築50年以上?いやいやそれ以上を感じました。
玄関正面から見た感じでは、築70年以上はと思いました。
家の正面には玄関があり、左手には木製の雨戸。おそらくこの裏には廊下があります。
自分の実家もそうでしたが、南面に廊下があり、その後に、6帖8帖の和室があり
床間などもあります。まさにお決まりの昭和の家の間取りですね。
家の廻りを一回りさせていただき、なんとなく玄関ドアを引っ張ると「え?開いてる?」
何と玄関ドアの施錠がされてなく空いてしまいました。
そういえば、オーナー様にこの家の調査を依頼された際、お願いしたことがあります。
もし、調査中ご近所の方が、自分の行動に不信がって声をかけていらしたら、
この調査はお施主様からの依頼であることを率直にお伝えさせていただきたいということで
場合によっては、ご家族の個人名もお伝えせていただくということです。
そのため、家の鍵が開いていたので、家の中も調査させていただきました。
まだ、家の中は物が片付けられてはいませんでしたが、まだ、生活されていた時の
感じが残っていました。
そのような事を考えて、外に出ましたら、やはりご近所の方が、ご自分の家から
いらっしゃって自分に声をかけてきました。
空家から、それも玄関から出てくれば、それは不信に思われるでしょう。
先に書きましたように、この家のお施主様からのご依頼とお伝えしましたら
ご近所の方もすぐ納得され、しばらく、この家についての印象などを
語ってくれました。
その後、ご近所廻りの様子なども見せていただき、今回の調査を終了しました。
まずは、この家の登記簿や測量図などの収集から始めたいと思います。
なるべく、お施主様にとって有利な形で、空家処分を進めていきたいと思います。
追伸
玄関ドアの施錠の件、オーナー様に聞きましたら、以前よりそうなっていたそうです。
鍵が壊れていても、古くて直せないからかなと思いました。