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2024.12.12

中古住宅を買って工事する場合、最初に やるべき事は何か?

こんにちはアスカ工務店 遠藤です。

 

住宅購入を検討する際、まず初めに何をやるべきなのでしょうか?

 

リフォーム リノベーション、特に中古住宅を買って工事する場合、最初に
やるべき事は何か?

 

物件情報を探す?ローン審査を行う?

 

もし、仕事の関係、実家、など、住む街が決まっている場合は、いいと思いますが
これからの住宅購入で最も大切なのは「街選び」です。
重要なその街の将来性は大丈夫か?
という疑問を抱くことの大切さについてご説明します。

 

令和時代の住宅購入は「いつでも売れる家」

 

私たちはこれからの住宅購入で重要なのはいつでも売ることができる
資産価値が下がりにくい住宅購入をすることだと考えています。

 

現在進行形の人口減少、極端な少子高齢社会を考えると、自分は経験してますが
1980年代後半から1990年代前半に起こった右肩上がりのバブル期のような経済成長は、
もうないかな。と思います。

 

今の生活がずっと続くという前提よりも、将来何が起きても大きな影響を及ぼさない選択を
する方が建設的な選択と言えます。

 

 

また、以前は当たり前でしたが、はじめに購入した家に死ぬまで住むという考えは
高齢期の資産状況を考えると、持ち家の売却という選択肢は、高齢期を快適に
過ごす大きな切り札となるかもしれません。

 

少し不便な場所でも、車があれば問題ないし、安ければ生活が楽というような土地や家選びの
考えは、そろそろ卒業したほうがいいかもしれません。

 

それではいつでも売れる家とは何でしょうか。

 

デザイン性に優れていたり、最新の住宅設備が備わっていればいつでも売れるのでしょうか。
住宅のスペックは家の売りやすさに影響しますが、ここの環境よりも影響が多いのが、
その街で住宅購入しようとする人の数です。

 

どれだけ優れたスペックの住宅だったとしても、過疎地に建っている家は売るのに苦労すると思います。
築年数が古い住宅であっても、購入検討者の絶対数が多ければ、その条件を魅力的に感じる人に
当たる確率が高くなります。
これから家を買う方は、この人口減少社会であっても、人が増え続ける見込みのある街、
人口減少が他と比べてもずっと緩やかな街を選択する必要があります。

 

自分もそうですが、住宅購入しようと思い立った際にはじめに何を行ったでしょうか。
多くの方はポータルサイトで物件情報を検索されたのではないでしょうか。
ポータルサイトの仕様を思い浮かべていただくと、はじめにマンションや戸建て(新築・中古の選択)
などの建物種別を選択し、次にエリアを選択すると思います。
この時、画面に表示されるのは、単なる選択肢としてのエリアの羅列で、この地域の需要や人気を計る
平均的坪単価などは明記されていません。

 

そして、自治体によって享受できる自治体サービスが異なりますし、子育て関連など利用できる
補助制度も様々です。
ポータルサイトを入口とする住宅購入では、街の検討が十分になされず、住んだことがある、知っている
(憧れている)、職場へのアクセス、子供の学区域など、個人的な理由からエリアを選択するケースが多いです。
いつでも売れる住宅購入には個人的な理由はほとんど関係しません。

 

少し前に話題になった「消滅可能性都市」という言葉をご存じでしょうか。

 

日本は人口減少社会ですと言っても、全国一律に減っていくのではなく、当然ながら地域差が発生します。
人口減少が加速するエリアと、人口減少時代においても人口の増加が見込まれるエリアと極端に
分かれていくと言われています。
人口減少エリアの自治体は税収が少なくなるので、今の自治体サービスを維持できなくなります。
行きつく先は自治体経営の破綻です。

 

 

その街は将来のために今、何を行っていますか?

 

人が集まり続ける街が重要と言っても、将来のことなので判断しにくいと思います。
将来のことだからと言って問題を先送りにしてきた結果が、少子高齢社会であって、
どれだけ見通しが悪くとも、今やらなければならないことがあります。

 

街の今後を占う指標として、検討しているエリアの自治体は将来に向けて今何を行っているのか?
というのは大切な情報ですが、街選びの一環として時間をかけて調べてももいいのかな と思います。

 

いつでも売れる住宅購入のためには、今だけでなく将来の展望に目を向ける必要があります。
その上で、自治体が今行っている施策は非常に参考になるので、細かなところまで把握する
必要はないのですが、確認しても良いのかなと 思います。

 

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