2024.03.15
富士宮市の耐震改修工事、補助対象条件についての話。
こんにちは、アスカ工務店の遠藤です。
昨日の続きです。
富士宮市の補助対象の条件の中に、
「昭和56年5月31日以前に着工された木造住宅で、耐震診断の結果、耐震評点1.0未満のものの耐震評点を0.3以上あげ、かつ1.0以上とする耐震改修工事」
とありました。
昭和56年5月31日以前とは、新耐震基準切替年以前に建てられた木造住宅の家ということ。
耐震診断の結果とは、目的の木造住宅を(もしも新築時の確認申請があればそれを参考にし)現地調査をし、耐震診断。
当社の場合、木造住宅用の耐震診断・補強設計ソフトを使用し、上部構造評点(簡単に評点と言っていますが)、その家の耐震強度を出します。
この評点は数値により、
・1.5以上:倒壊しない
・1.0以上〜1.5未満:一応倒壊しない
・0.7以上〜1.0未満:倒壊する可能性がある
・0.7未満:倒壊する可能性が高い
とし、この数値で家の地震に対する強さを想定します。
富士宮市の補助対象を再度確認すると現状の家の耐震診断の結果評点が、倒壊する可能性がある、1.0以下のものを耐震工事で評点を0.3以上上げ、かつ1.0以上とするとありました。
では、今回の富士宮市小泉の家の構造評点は、耐震診断の結果どうだったかというと以下のようになりました。
0.45といえば、「倒壊する可能性が高い」という結果になり、地震に対してとても弱い構造の家となります。
次回は、この結果に合わせどうしたらいいかをお伝えいたします。