空き家を売って欲しいというご相談をポツポツいただきます。
こんにちは、アスカ工務店の遠藤です。
本日のブログは昨日の続きです。
最近、多くはありませんが、空き家を売って欲しいというご相談をポツポツいただきます。
(上記写真は過去に当社で空き家リフォームする前の現場写真です。)
そもそも、今更ですが空き家はなぜ増えているのでしょうか?
一つは人口減少問題です。
特に地方では少子高齢化が進んでおり、人口が減少しています。
これにより、土地などの需要が減って空き家が増えているということです。
二つ目は都市集中が進んでいること。
若者が仕事を求めて都市部に移動するため、地方の家が放置されがちです。
その他にも、相続問題が挙げられます。親が亡くなった後、相続した家をどうするか決められずそのまま放置されるケースも多いです。
また、維持費の負担が相続に課せられるという問題もですね。
空き家の維持管理には費用がかかりますが、住まない場合はそれを負担を感じる人が多いです。
さらに、住環境の変化です。
生活スタイルや働き方の変化により、郊外や田舎に住む魅力が減っていると感じる人が多くなっています。
現状、これらの要因が重なり空き家が増えています。
総務省の調査によると、2023年10月時点で全国の住宅総数の14%にあたる900万戸が空き家でした。
空き家になった後に対処法などを決めるとなると、時間や手間が多くかかったり、相続人同士でもめたりしてそのまま放置されてしまいやすいと言われます。
私も仕事柄、富士市の富士山側の少し高台にある昭和期に開発された分譲地に行くことがありますが、空き家らしい家が増えてきたなと感じます。
住む人がいる間に親族間での話し合いを促したり、空き家を所有し続けるリスクを伝えたりして早めの対策をしていくのも必要だと思います。
いずれにせよ、社会問題化される空き家問題、人口が減り続ける日本においては避けては通れない課題です。