既存住宅状況調査で床下部分と2階天井裏部分の事を書こうと 思います。
こんにちはアスカ工務店遠藤です。
当社では今、富士市中央町で「性能向上リノベーション」工事をしています。
中古住宅を買って性能向上リノベーションなどを行なってこれからご家族で
この家に安心、安全に住んでいことうする場合、買おうとする中古住宅の状況を知る必要があります。
この状況を調査するのが既存住宅状況調査技術者、(インスペクター)となります。
今日は中古住宅の内部の既存住宅状況調査で床下部分と2階天井裏部分の事を書こうと
思います。
自分もそうですが、普段自分の家の床下部分や2階天井部分(平屋なら1階天井裏)の状態など
気にもしてないと思いますが、もし中古住宅を買って性能向上リノベーションする場合などは
この部分は一番家にとっては見なければならない場所になります。
それは、家の特に劣化事象が一番見つかりにくい場所ですが、ここで万が一家の構造体である
土台や柱、梁などがシロアリや雨漏りなどで見つかった場合、特に長期に渡ってそれらを気づかなかった場合
この部分の腐れなどは、家の構造の致命傷になりかねないからです。
過去のシロアリ被害事例 土台の腐り
過去の雨漏り事例 屋根裏の木部の雨漏り後
既存住宅状況調査の場合床下部分に入り基礎間の点検口に入いり床下の隅々を見て回ります。
富士中央町の家の場合、シロアリ被害や漏水等による土台等の被害や劣化はありませんでした。
屋根裏部分に入りましたが、こちらも屋根からの雨漏り事象や劣化などの事象はありませんでした。
ただ少し気になったのは、2階の屋根裏には断熱材が一枚もなかったことです。
外壁廻りの壁には断熱材がはいってましたが。
この家は平成10年1998年の建築確認申請が取れてますので基本的それ以降の着工完成になります。
この時期より前の昭和期の家ではなんとなく分かりますが、この家を建てた当時の建築屋さんや大工さんはあまり
家の断熱性能などの意識が薄かったのかな?と思ってしまいました。
当社のこの家の性能向上リノベーションでは耐震工事はもちろん、断熱工事もしっかりやりたいと思います。