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2023.04.12

三島市の家工事風景

まずはこの家の状況調査(インスペクション)から始めました。

築は50年ぐらいでしょうか?
もう確認申請などの家の書類が残っていなかったので、オーナー様より聞きました。

過去にはお父様が、ハチミツをここで製造販売してたようです。
工事完了時にハチミツをいただいてとても美味しかった事を覚えています。

 

外観は元店舗なので、看板をつけていたような意匠と客用入口が公道に開いています。

玄関脇にワンちゃんの小屋を兼ねた廊下がありました。
窓サッシュが昔懐かしいアルミ枠でガラスが単板ガラスでした。

 

キッチンです。
工事計画では収納場所を多くとっていてこれらの物も片づけられると思います。

 

リビングですね。

今はキッチンとリビングは離れていて食事後にリビングに行く間取りです。
計画ではキッチンからすぐ横に見渡せるようにリビングダイニングを配置しています。

ご家族が食事をしながらお話しでき、キッチンからもご家族の様子がうかがえます。

個室ですが、洋服などの収納場所になっています。
計画ではこの部分は収納兼客間になります。収納場所を多くとります。

 

 

お風呂トイレです。
やはり、昭和のお風呂はタイル張り等でしっかりできてますが、寒そうですね。

突然、ワンちゃんが顔出しました。
家族以外の人に警戒したのかもしれません。

ごめんね。調査すぐ終わるからね。

 

 

ここからは、床下と屋根裏の状態を確認します。
専用の防護服に着替えました。まずは床下から入ります。

 

 

床下に入ってすぐ、白蟻の蟻道(白蟻の巣兼通る道)を見つけました。
床下に3~4か所ぐらいだったでしょうか?

白蟻の駆除予防は工事の範囲に入りますので、床板を剥がした際に実施します。
床下にはここの現場ではいなかったですが、カマドウマやいろいろ虫が出る場合も
あります。

 

天井裏です。

最近、お母さまの部屋だけリフォームしたらしく、天井にはしっかり断熱材が入っていましたが
その他の部屋には断熱材が入っていませんでした。
特に昭和の家では断熱材入れは義務工事ではないので、入っていない家は他のリフォーム工事をしていてよく
遭遇します。

 

工事はまず、そのかつての店舗部分から始めました。

家の柱、梁、土台などの構造材を残して内装外装を解体していきます。
外装材は現状はモルタル塗りになっているのでこの部分も解体していきます。

解体した後は、耐震性能を上げる為の構造用合板を貼っていく予定です。

 

 

 

 

解体工事が終わった後は、耐震合板を貼っていきます。
その他やはり古い家なのでこの家の場合、そんなに進んではなかったですが劣化がみられた
部分などを交換や新規の柱を付けて補強をしました。

耐震合板取付と併用しては、主に大地震時に引き抜け作用が起きやすい柱などは耐震金物を
付けました。
阪神淡路大震災時に木造の建物が倒れた原因の一番の理由は、直下型地震だったため
下からの突き上げの揺れの際、土台から柱が地震の勢いで抜けたことが原因だという事です。

この家の場合、制振装置も付けました。
制振装置は地震時の大きな揺れを吸収する働きもあります。

床断熱工事です。
ウレタン系の断熱材を大引きという床を支える下地材間に入れていきます。

2階の出窓下などの空間は既成の断熱材が入りにくいので羊毛の断熱材を充填します。

 

 

 

天井と壁の断熱材は当社は新築時にも採用しているセルロースファイバーを充填します。

セルロースファイバー充填後の天井裏です。
約30㎝ほどのセルロースファイバーが天井の上に載っています。

最初に書いた外壁下地の構造用合板を貼った所です。窓回りの防水用のテープも忘れずに。

構造用合板の上に防水紙を貼り、負荷断熱材の外張り断熱を貼り、サッシュ周りには
コーキングという防水をしたところです。

外張り断熱の上にひび割れ防止のメッシュを貼り仕上げにデバネートという外壁仕上げ材を
塗っていきます。

工事が完成した外装です。
カラーを優しいベージュ色にしてみました。
お庭の緑とよくマッチしています。

以前、ハチミツ屋さんの店舗だった入口は床の高さを住宅部分に上げて掃き出し窓に。

ここからお母さまのお友達の近所のおばあさんたちが、集まってきて、家の中で
楽しい世間話をするための入口になるそうです。

今回の工事は工事の規模が大きかった事もあり長期のわたり、オーナー様ご家族にはお引越し、荷物の移動などいろいろご苦労をかけてしまって大変申し訳なく思います。

完成した家で、ご家族で楽しく過ごされてください。

 

 

 

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