
高齢者が住みやすい家とは
こんにちはアスカ工務店 遠藤です。
先日、ある高齢の方より連絡があり、家の段差解消やってくれないかなと
いうご要望がありました。
ただ、解消箇所は、お部屋の一箇所のみ、この高齢の方は、以前、脳梗塞かな
病気をされて、片手が、動きにくくなり、移動のときなどは利き手で手摺や
カウンターなどを触りながら移動されてました。
せっかくの事例をお示ししてくれたので、高齢者が住みにくい家の特徴を書きたいと思います。
高齢者が住みにくい家の特徴
1. 段差が多い
室内や玄関、浴室などに小さな段差があると、つまずきやすく転倒リスクが高まります。
2. 階段が急・手すりがない
足腰が弱ってくると階段の上り下りが困難に。手すりのない階段は特に危険です。
3. 滑りやすい床材
フローリングなど、種類によっては、滑りやすい素材の床は、転倒事故を引き起こす原因に。
4. 照明が暗い/スイッチの位置が分かりにくい
加齢で視力が低下すると、暗い部屋は物を見づらく危険。スイッチが高すぎる
遠すぎるなども不便です。
5. トイレや浴室が遠い・使いづらい
移動距離が長い、便座が低すぎる、浴槽が深すぎるなどの設計は身体的に大きな負担になります。
6. 温度差が大きい
ヒートショック(急激な温度変化による体調不良・心臓発作)を引き起こす、浴室やトイレが
寒い家は、危険です。
7. 収納が高すぎる/低すぎる
手の届きにくい収納は、踏み台使用などによる転倒リスクに。
8. 緊急時の対応が困難
呼び鈴やインターホン、緊急通報装置が整っていないと、万が一のときに対応が遅れます。
9. 引き戸ではなく開き戸
筋力が低下した高齢者には開き戸(ドア)が扱いにくい。引き戸の方が移動・開閉が楽です。
住みやすい家にするための改善ポイント(例)
段差解消・スロープ設置
手すりの取り付け
床材の変更(滑りにくい素材)
バリアフリー設計
ヒートショック対策(断熱・暖房強化)
照明の増設と位置見直し
スマートホーム機器の導入(見守り・緊急対応)
ただ、生活のしやすさは、人それぞれなので、まずは、お客様が、どこに一番
不便を感じている、どうすれば、使いやすそうか をまずはよく聞いて、
その内容に合わせて工事することが、大事だと思います。