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2025.05.08

高齢者が住みやすい家とは

こんにちはアスカ工務店 遠藤です。

 

先日、ある高齢の方より連絡があり、家の段差解消やってくれないかなと
いうご要望がありました。

 

ただ、解消箇所は、お部屋の一箇所のみ、この高齢の方は、以前、脳梗塞かな
病気をされて、片手が、動きにくくなり、移動のときなどは利き手で手摺や
カウンターなどを触りながら移動されてました。

 

せっかくの事例をお示ししてくれたので、高齢者が住みにくい家の特徴を書きたいと思います。

 

 

 

 

高齢者が住みにくい家の特徴

1. 段差が多い

室内や玄関、浴室などに小さな段差があると、つまずきやすく転倒リスクが高まります。

2. 階段が急・手すりがない
足腰が弱ってくると階段の上り下りが困難に。手すりのない階段は特に危険です。

 

3. 滑りやすい床材
フローリングなど、種類によっては、滑りやすい素材の床は、転倒事故を引き起こす原因に。

 

4. 照明が暗い/スイッチの位置が分かりにくい
加齢で視力が低下すると、暗い部屋は物を見づらく危険。スイッチが高すぎる
遠すぎるなども不便です。

 

5. トイレや浴室が遠い・使いづらい
移動距離が長い、便座が低すぎる、浴槽が深すぎるなどの設計は身体的に大きな負担になります。

 

6. 温度差が大きい
ヒートショック(急激な温度変化による体調不良・心臓発作)を引き起こす、浴室やトイレが
寒い家は、危険です。

 

7. 収納が高すぎる/低すぎる
手の届きにくい収納は、踏み台使用などによる転倒リスクに。

 

8. 緊急時の対応が困難
呼び鈴やインターホン、緊急通報装置が整っていないと、万が一のときに対応が遅れます。

 

9. 引き戸ではなく開き戸
筋力が低下した高齢者には開き戸(ドア)が扱いにくい。引き戸の方が移動・開閉が楽です。

 

住みやすい家にするための改善ポイント(例)

 

段差解消・スロープ設置

 

手すりの取り付け

 

床材の変更(滑りにくい素材)

 

バリアフリー設計

 

ヒートショック対策(断熱・暖房強化)

 

照明の増設と位置見直し

 

スマートホーム機器の導入(見守り・緊急対応)

 

ただ、生活のしやすさは、人それぞれなので、まずは、お客様が、どこに一番
不便を感じている、どうすれば、使いやすそうか をまずはよく聞いて、
その内容に合わせて工事することが、大事だと思います。

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