
2025.04.17
「在宅避難が できる家」
こんにちはアスカ工務店 遠藤です。
「災害にも強い家」
前回、災害について書いてきましたが、災害にも強い家の仕上げは、「在宅避難が
できる家」にしたいと思います。
(能登半島地震輪島、視察時に撮影)
自分が過去に視察させていただいた地震後の被災地、能登半島では、今だに
地震で、自宅が倒壊し、避難されている方たちがいらっしゃると聞いています。
さすがに、避難場所までは、行けませんでしたが、災害地を廻っていると、
倒壊した家が、被災地では、特に町中では、多くの家が、壊れていました。
これらを見てみると、当然、ここで暮らす事は、無理でしょうし、住民の方たちは
避難場所で不便を感じながらも住民同士、協力しながら、生活されていると思います。
しかし、避難所の生活は、心身に応え、特に高齢者の中には、避難地で亡くなったり
病気や要介護状態が悪化したり、というケースも生じているようです。
感染症対策としても、現在は自宅に倒壊や浸水、焼損の心配がなければ在宅避難が
進められています。
在宅避難には電気や水、そして食料の備えが必要です。
災害に強い、住まいに住む、点検して、リフォームリノベーショションして住む、
太陽光発電や家庭用蓄電池を備え、停電が長く続いても、自宅で電気を作り
蓄電しながら使えるようになっているのがベストだと思います。
特に冬の災害時に、停電で暖が取れず、室温が5℃以下になると、低体温症になる
リスクも指摘されています。
この意味でも「省エネ断熱化された」住まいは、災害にも強い家として機能します。
さらに食料は日常食で常温保存ができるものを少し多めに備え、食べながら
食べた分を買い足して置く習慣が備えになると思います。