「寒いと体の血液がドロドロに」
「寒いと体の血液がドロドロに」
こんにちはアスカ工務店 遠藤です。
今日は、慶應義塾大学理工学部教授、伊香賀先生が監修されている
「幸齢住宅読本」を読みたいと思います。
「国内で患者数がダントツに多い高血圧症についで多い生活習慣病が糖尿病
と脂質異常症です。
血糖値やコレステロール値が基準値を超えているので生活習慣を見直しましょうと
言われている中高年がこの国には大勢いるはずです。
しかし、どちらもかなり進行してしまうまで症状が出ないのでなかなか自覚できず
血中脂質や血糖が溜まってドロドロ血液になってしまっっている人も少なくありません。
原因は、滞った食生活と運動不足、それも事実です。
ただ、寒い家に暮らしている方が糖尿病にも糖質異常性にもなりやすい。
のも事実らしいです。
脱衣室や廊下の床上1m温度と、居間の床上1mを測り糖尿病や脂質異常症
発生状況を調べたデータです。
糖尿病は14℃以上あるかないかで差があり、たとえ居間が14℃以上合っても
脱衣室や廊下が寒いと1.64倍糖尿病の人が多いと判明。
同じく、居間は18℃以上あっても脱衣室や廊下が寒いと1.64倍、糖尿病の
人が多いと判明。
同じく居間18℃以上合っても異脱衣室や廊下が寒いと脂質異 常症も1.46倍
多くなっていました。
断熱性が低い家は、部屋と廊下との温度差が大きく、その差に身を置くたびに
血管の収縮が繰り返されて、動脈硬化が進みやすくなります。
この影響が現れるのが健診値で断熱性の高い温かい家に住む人より
寒い家に住む人は総コレストロールが高いリスクが2.6倍。
LDLコレステロール値が1.6倍あり、心電図の異常所見も
1.9倍多く見られました。
健診値が高めなのは歳のせいだと思っていると、室内の寒さが
その悪化を加速するリスクになり、心臓発作や脳卒中の後遺症と人生を
送ることになる心配がないとは言えません。」
幸齢住宅読本、なかなか勉強になりますが、一般的に普通な家が
案外健康的にリスクが高いということですね。
その場合、家の断熱改修は必須かも。