今年の夏は暑かったです。
こんにちは、アスカ工務店の遠藤です。
今年の夏は暑かったですね。
今は11月になりだいぶ涼しくはなりましたが、いつもの11月よりまだなんとなくムッとしているような、暖かさを感じます。
程よく暖かい分にはありがたいのですが、何となく季節のあり方というか。
よく言う、地球温暖化の影響なのか?
でも、すぐに寒い冬が来そうですね。
当社ではお部屋の温熱環境、これからの寒い冬に向けては断熱工事を推奨していますが、それに関連している本のことを少し書こうと思います。
「”生活環境病”による不本意な老後を回避する -幸齢住宅読本-」
伊香賀俊治先生
過去に何度もセミナーで勉強させていただいたり、当社も加盟している「健康省エネを推進する国民会議」という、家の断熱工事を国の補助金等を使うことで工事の推奨をしている団体の名誉会員の慶應義塾大学工学部システムデザイン工学科教授の伊香賀俊治先生が監修されている本です。
以前、10年近く前になりますが、当社にて家の断熱工事を国の補助金で行った際、伊香賀先生のご指導の元、断熱工事後の家に住まわれるお施主様の血圧測定をしたことがあります。
最近お施主様とお話したところ、今でも血圧測定の体温計が届き血圧測定の記録を送っているそうです。
かなりの長期間に渡る綿密な実測ですね。
本では「寒い家が、生活環境病の原因」にと謳っていました。
「研究データで明らかになった、家の寒さを起因とする命にかかわる血圧の上昇とその原因が、日本住宅の断熱性能の低さにあること。
そして、それが断熱改修で室温を上げると緩和される。
それだけに住環境からくる循環器疾患として”生活環境病”と捉える必要があることが大々的に流布され、国も地方団体も国内家屋の断熱性能向上に注力しています。」
と本には書かれています。
研究データとは当社のお施主様も行った、定期的に血圧測定と室温のデータを記録したものだと思います。
これまで家は、夏は暑く、冬に寒いのは当たり前という認識でした。
近年の新築では、住宅の断熱性能への意識が高まってきましたが、リフォームやリノベーションではまだまだこれからのような気がします。
工務店として、この話は国民の、お施主様の健康に関することですから少しでも意識高く、実際の断熱工事を推奨していきたいです。