こんにちはアスカ工務店 遠藤です。
最近、ショッキングな事件?事かな。女優で歌手の中山美穂さんが
亡くなりました。54歳だったらしいです。
54歳だとまだまだ人生は半ば。これからいろいろ楽しいことが
ありそうですね。ほんとに惜しいと言っては失礼かな。
自分も世代は違いますが、中山美穂さんと言えば、ドラマや
歌番組で見ていました。
ネットニュースによると死因は浴室で亡くなっているので
浴槽内で、深い眠り、熱中症、ヒートショックなどの不慮の事故に
なるそうです。
自分が、なぜ、中山美穂さんの話を書いたかと言うと、事故の一つの
可能性として、ヒートショックがあったからです。
ヒートショックと言えば、家の中での温度変化や差が、原因の血圧上昇による
心臓負担。自分が、書いている「幸齢住宅読本」に関係しています。
ここからが、ブログの出発。
今日は、慶応義塾大学の伊香賀俊治教授が監修してくれた、寒い家が人の
健康に与える良くない影響を書いた「幸齢住宅読本」の話を書こうと思います。
「断熱改修すると、家の中でもよく動く人になる。」
室温が低くて、寒いと誰だって動きたくありません。いったんコタツに入れば
よっこらしょと出るのも面倒くさくなるのもフツーです。
とはいえ、日本は世界20カ国のうち、座位時間が最も長く、座りすぎが肥満が
もとより、糖尿病、一部のがん、冠動脈の発生リスクと関連あることや、1時間
テレビを見て座り続けていると平均寿命が22分短くなるという研究報告もあります。
座り過ぎをいかに解消するかが喫緊の課題にいる中、「スマートウェルネス住宅等
推進モデル事業」の補助を活用し、「窓を複層ガラスに変える」「床や壁に断熱材を
施工する」等の断熱改修をして、コタツや脱衣室の暖房が不要になった結果、
男性は65歳未満の人は22.8分、65歳以上では34.7分、女性は65歳未満が27分、
65歳以上では33.9分、1日の身体活動時間が増加しました。
65歳未満のほうが男女共に家での身体活動時間が短いのは、仕事を含め家から
離れて活動する時間が多いからだと考えられます。
しかし、65歳を過ぎると定年などで、家にいる時間が多くなる人も増えてきます。
厚生労働省は65歳以上の人は、「強度を問わず、毎日40分は体を動かすこと」が
ロコモティブシンドロームや認知症の予防に必要と提示しています。
温かい家にすることで、家の中でも自然に平均約30分の身体活動量が増えれば
この数字は楽にクリア出来るはずです。
健康寿命を延ばして、人生の第2幕を体の不安なくプランニングするには、暖かい
家がいかに重要な鍵になるか、分かっていただけるのでは、ないでしょうか。
やっぱり、自分も含めてですが、高齢になると、いろいろリスクが重なりますね。
家、お部屋の断熱。これからは、必須かな。
慶応義塾大学の伊香賀俊治教授と